
JR博多シティ「博多シティお守りレンジャー」
JR博多駅のビルの中でうまれた悩みごとを解決するプロジェクト
「博多シティお守りレンジャー」。
第2回目は駅ビルの安全を守る大人たちからの相談です。
-第1回目「かくれた名店をアピール!」の活動レポートはこちら–
皆さんは“みんなのトイレ”を知っていますか?
アミュプラザ博多には毎日いろいろなお客さまが来ています。
“みんなのトイレ”はだれでも使いやすいように作られている特別なトイレで、
アミュプラザ博多のトイレのある階には必ずあります。
とある階の“みんなのトイレ”をもっと便利にするために、「音声で案内するマシンを作ってほしい!」
そんな相談がVIVISTOP HAKATAに届きました。
それは助けねば!ということで今回の活動もスタート!
-「みんなのトイレをハック!」前半の活動レポートはこちら–
【2020年12月13日(日)】
今日は一日かけて音声案内マシンのボディをつくるため、VIVISTOPの中で作業をします。
まずはクルーのどろりっちとらいすが組んだプログラムのおひろめ会!
指示書どおりの動作になっているか確認をします。

動作チェックが終わったあとは、らいすから箱づくりの依頼を受けました。
実際にトイレに設置するためには、本体の大きさや必要な穴など、全ての条件をクリアした箱を作る必要があります。
スピーカーとArduinoの間には仕切りを作って欲しいという条件も。
これには、スピーカーの振動をなるべく他の機器に伝えないためという理由があります。
確かにさっきの動作チェックでスピーカーを触った時、予想以上に振動が指に伝わってきました。
さて、どんな形にしよう?
前回録音した音声に”装置中央 丸いボタンを押してください”という部分があるので、ボタンは真ん中にしないといけない!
スピーカーはどこにあったら聞こえやすいかな?
仕切りで囲わないといけないからすみっこの方が良いかも?

紙に書いていろいろ考えてみたけど、なかなか想像がつかないので
発泡スチロールのプロトタイプを実際に作ってみることに。


中に機材を入れてみるとすごく分かりやすい!
立体的になったことで、スピーカーやセンサーは表のふたにくっ付けないといけないことも判明しました。
いざ、本番!
箱部分はレーザーカッター、ボタン部分は3Dプリンタを使って作ったら良さそうです。
チームに分かれてタブレットやパソコンを使って設計をしていきます。
箱は、VIVIWARE Shell(レーザーカッター用製図アプリ)に入っている、
組み合う形の箱の図面を使って、プロトタイプを参考にしながら慎重に設計をします。

3Dプリンタは素材が赤色で設定されていましたが、非常用ボタンに見えてしまうかも?という意見が出たので青色に変更。いい気付き!

それぞれ集中して作業を進めて、出力に進みました。
ですがなんと!3Dプリンタの出力が1時間半かかる~!
設計してみると意外と大きなボタンになったので、その分時間もかかります。
今日の作業はここまで!
後日また集まることを誓い、お開きにしました。

【2020年12月26日(土)】
今日はマシンを完成させるぞ!やる気に満ちあふれた3人が再集合。
まずは出力し終わったボタンのチェックをします。
ボタンの端が少しとがっている気がする……
利用する方のことを想って、ヤスリがけをすることにしました。

その後もArduino固定用の穴あけや、箱の接着などの作業をどんどん進めていきます。

もっとVIVISTOP HAKATAらしさを入れたいな~…というかずのこの願いもお安い御用!
あとから自由に付けられるすてきなプレートを作ってくれました。

今回は、箱だけではなく説明書も作ります!

使い方や注意事項など、一般的な説明書の内容はもちろん、
あとがきまで入ったオリジナリティあふれる説明書に仕上がりました。
みんなで一番頭を悩ませたのは、マシンのネーミング。
VIVISTOP HAKATAらしさ、マシンの性能、伝えたいことはたくさんあります。

なかなか決めきらないので、作業を進めながら考えることにしました。

頭も手もたくさん使ったおかげで無事に完成!

今回のマシンは第1号として、実際にアミュプラザ博多B1Fみんなのトイレ内で使用されます。
※現在絶賛稼働中!(2021年2月3日(水)追記)
実際に使っていく中でより良いアイデアが浮かんでくるかも。
その時はまたレンジャーたちで集まってもっといいものを考えたいと思います!

今後の博多シティお守りレンジャーの活躍をお楽しみに!
協力:株式会社JR博多シティ